第1037号
続けることって大事だなぁ、と実感することが
ありました。
それは続けてきたことより、続けられ
なかった、
むしろ、行動できなかったことへの
後悔があっての実感です。
自分の仕事で考えると、
どんなに素晴らしい戦略を立てても
行動がなければ成果は生まれない、
という当たり前のことなんですが
そこに行き着いてしまうと感じます。
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成果は戦略×実行です。
戦略だけでも、実行だけでも足り
ません。
でも、今の時代は情報にあふれ
毎日目まぐるしいくらいに情報が
アップデートされていきます。
即断即決が重要とされるので、
あえてどちらが重要かと言えば、
今は、実行ではないかと思って
います。
私の場合、納得してからでないと
動けないので、その結果、実行に
たどり着くまでに、どうしても時間
がかかってしまいます。
それが良い悪いでなく、思考の
特性です。
そんな自分を理解したうえで、実行
を加速させていかないと、成果を手
にすることはできません。
じゃあ、よく言われる「マインドセット」
を変えようか、という話になりそう
ですが、これは価値観にもつながる
もので、なかなか変わるものでは
ありません。
今の自分にできることって
なんだろうと考えると、
氷山モデルでいうところの
一番下にある価値観ではなく
一つ上にある「構造」を変える、
というのが適切です。
氷山モデルとは
よく氷山の一角という形容をする
ように、
海に浮かぶ氷山は
目に見えるものだけでなく
海の中にも氷山はあるという
ものです。
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目に見える問題
(=海面の上に見えている部分)は
『できごと』 です。
海の下には、そのできごとが
発生する 『パターン』 があり、
その出来事、パターンを引き起こす
『構造』 があり、これを自分で選択
しているから、上のパターンが生まれ
ます。
一番下に思い込みや価値観などの
『メンタルモデル』 があります。
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私はメルマガを
毎週2回書き続けて、おかげ
さまで1000号を超えたのですが、
続けられた理由は
火曜と木曜のお昼に発信すると
いうパターンを選択しているから
だと思います。
この選択が、構造部分と呼ばれる
ものであり、それを目に見える
“形” にしたものが仕組み、ルール
です。
私の思考の特性である納得して
からでないと動けないというのも、
どうしたら納得できるのか
どういうときに納得するのか、
それがわかって、
新しい選択をルールにすれば
実行にたどり着くまでの時間
を早めることができます。
いわゆる構造が変わると
行動が変わる、ということです。
私が納得するパターンは
周りの同意です。
周りの人が私のやろうとする
ことに同意し、あるいは
背中を押してくれると、
「よしやろう」という行動に
つながります。
これを仕組みにして
実行につなげるためには
たとえば、仲間に1on1など
を通じて聞いてもらい、同意や
背中を押してもらえば行動できる
という状況を意図的に作ることです。
文字にすると簡単そうですが
価値観を変えるほどではない
にしても、
一朝一夕で、できるものでは
ありません。
これまで無意識でやっていた
ことを、意識して変えるわけ
ですから、負担も感じます。
途中で効果がでないと言って
投げ出すこともあり得ます。
想いはあるけれどなかなか実行
できないというご相談を時々
うかがいます。
どうしてできないんだろう、
ではなくて
どうすればできるだろうと
視点を変えたり
どういうときにできただろう
かと振り返ってみると
きっと思考のパターンと
構造がみえてきます。
構造を変えたり、習慣化させる
ことは簡単ではないからこそ、
時間がかかります。
投げ出さないためには
そこに本気かどうかが
浮き彫りにされるということ
でもあります。
行動することと同じくらい
「続ける」ことが大切です。
「実行」を後押しし続けて
くれるのは、
本当に、成果を出したいか、
どうか
ということになります。
後悔を感じられるというのは
成長の余白があることだと
自分を信じて、
まだもう少し、がんばります。
お読みいただきありがとうございました。
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