つまるところ人と組織
思考×8割の社員が育つ仕組み×関係性をデザインする
鈴木早苗です
先日、顧問先以外では久しぶりに、
新入社員研修の講師を務めてきました。
そこで使う自己紹介文をあらためて書きなおしてみて、
思い出したことがあります。
私の自己紹介の一節はこうです。
最初に勤めた会社の社長訓話で聞いた、
「会社が何をしてくれるかでなく、あなたが
会社のために何ができるかを、まず考えなさい」これが、その後の仕事をするときの指針になりました。
社長秘書をやりながら、たどりついたのが、専門の
分野を身につけて、会社の役にたとうということでした。そして、人に関する唯一の国家資格である社会保険
労務士を取得して、より多くの会社の役にたてれば、
という思いから独立しました。
と、続いていくのですが、
ジョン・F・ケネディの演説をもじった言葉なんでしょうが、
とにかく、会社のために何かしないとお給料はもらえないんだ、
というのは、当時非常にショックでした。
私は、25歳のときに一部上場企業の小売業の本社に
採用になったのですが、それまでアルバイトもしたことが
ありませんでした。
父親が興した会社が倒産し、地元大阪から東京に出てきて、
初めての就職でした。
何かしないとお給料はもらえない。
自分は何ができるのだろう。
ここから、私のどうやったら認めてもらえるのか。
という戦いが始まるわけです。
ボーナスや昇給していれば、よかった認められたって思うし、
下がれば、どうしようって感じです。
この会社の人事はその後、いろいろな会社の人事で
活躍されていたり、コンサルタントとして活躍されて
いる方が多いから、きっと上司に聞いたら仕組みくらいは
答えてもらえたと思うのですが。
評価シート見たことなかったなぁ。
何をすれば認められるのか、
会社に貢献したと言えるのかわからないから、
朝早く来てぞうきんがけしてみたり、
頼まれてもいない帳票作ってみたり。
今なら、上司に聞けばいいじゃないかって
ことばかりですが、当時の上司は、
そんなに気安く声かけられる
存在じゃなかったです。
そしてめぐりめぐって、今、
評価シートの作り方や運用方法を指導する側に
たっています。
評価シート作る時から、社員にどう伝えるかを考えながら
作るようにしています。
もちろん、作るのは会社の方ですが。
さて、最初に戻って
新入社員研修でお伝えしている言葉を
お伝えします。
ビジネスコミュニケーションにおいては、
評価シート作っても、
部下がよくならないのは、
上司の言葉が伝わっていないからかもしれません。
お読みいただいてありがとうございました。