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2008.11.5賞与支給額の予算設定

 

普段お世話になっている皆様はじめ、
名刺交換、セミナーにお越しになった方、弊事務所に問い合わせ、
ダウンロードをしていただいた方、お世話になっている皆様に
お送りしております。

こんにちは。
鈴木社会保険労務士事務所の鈴木早苗です。
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早いものでもう今年もカレンダーが残り少なくなりました。
もう11月です。

そろそろ人事のご担当者は賞与の準備の時期ではないでしょうか?

今日は、賞与の支給方法についてお話します。

人事評価=昇給、賞与額ではありませんが、評価が反映されな
い昇給、賞与はあり得ません。

今日は評価のお話の前に、そもそも経営予算>昇給、賞与額で
あることについて少しお話させてください。

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皆さんの会社では賞与額をどうやって決めていますか?

社員の人事記録を前に置いて、前年の額、夏の賞与額を
にらんで、前年対比ですか?

同じくらいの勤続年数、年齢の人の中で基準となる人の額を
決めて、それより上、下というふうに相対的に額を決定して
いますか?

人事制度のコンサルティングに入らせていただくと、導入した
等級制度に社員を仮張り付けしていただきます。

プロジェクトチームのみんなで張り付けると結構皆さん悩まれ
ますが、社長にお願いした場合は案外スイスイ並べてください
ます。

読んでいただいている社長の方も、きっと並べられますよね。

つまり、社長の頭の中には評価シートがあって、社員の方の

評価がちゃんと順番ができているわけです。

ただ、この時、どうしても各人の去年の支給額を基準にしたり、

金額を等級に仮張り付けした後、相対評価で同額の人をちょっと

並べ替えて見たりすると、たいていは人件費は前年額よりも増え

てしまいます。

そんなことないよ、とおっしゃる方もおられるでしょうが、

そもそも基準とした前年支給額は適正だったのでしょうか???

賞与額の決定にも、まずは経営予算の一項目として、許容予算を

設定してから支給額の決定に入るべきですね。

つまり、会社の業績に連動した額の設定にすることが第一です。

そういう検証の仕方はされていますか?

最初はそのつもりなんだけど、いざ支給額を検討してみると

経営予算とは別勘定になって膨らみがちになっていませんか?

では、まずは導入を!ということで次のような方法は
いかがでしょうか。

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賞与支給方法
賞与支給額=「固定賞与」+「評価賞与」とします。
【固定賞与】は基礎給(当分は各人の基本給)を基に設定

  例 基本級300,000円の場合 
「固定賞与」は0.5ヶ月 →150,000円

 【評価賞与】は、支給原資の総額をまず設定
仮に2,500,000円(←予算ですね)

 **************************************************
社員数(支給対象)16人の場合

 A評価 1.2  5人  → 6.0
B評価 1.0  8人  → 8.0
C評価 0.8  3人  → 2.4  計 16.4(6.0+8.0+2.4)
**************************************************

 賞与単価=2,500,000÷16.4=152,439円

 A評価の人は152,439×1.2=182,926円
B評価の人は152,439×1.0=152,439円
C評価の人は152,439×0.8=121,951円   

 この16人の会社の場合 
【評価賞与】支給額計は2,499,995円(←実支給額ですね)

 ◎例の300,000円の基本給の人の場合
A評価 150,000円+182,926円 =332,926円
B評価 150,000円+152,439円 =302,439円
C評価 150,000円+121,951円 =271,951円

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部長と一般職を同じA評価1.2ポイントで設定してよいのか?

その場合は、いよいよ評価制度を取り入れて

ポイントに役職や等級による加重をつけたり、

固定賞与と評価賞与の比率も、一般職は固定を厚く、

管理職は評価を厚くして差をつけたりして行っていきます。

ここでは、予算を設定してその枠の中で支給するという行為の
ための第一歩とお考えください。

ところで、ご案内した方法もA~Cの評価をします。

できれば、A評価~C評価については、5項目程度の評価項目を
あらかじめ設定して社員に開示したうえで、賞与の評価を
していただきたいです。

評価項目は皆さんの会社の服務規律に書いておられるような
ことを項目としてピックアップしていただいても結構です。

皆さんの会社の就業規則にも、賞与の項目に

「業績に応じて支給する。

ただし会社の経営状況によっては支給しないことがある。」

と定めていますよね。

賞与の決定は人事評価制度という仕組みの中のひとつの制度ですが

決して経営と別物ではなく

経営予算、経営計画と密接な関係にあることを

あらためて意識して賞与額を決定してください。

 

今日の内容が少しでも皆さんのお役にたてるとうれしいです!

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鈴 木 早 苗
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東京都中野区沼袋2-15-11-301
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