原因を追究しても不安は解消しない

第119号

『一病息災』と言う言葉がありますが、
やっぱりそんなことないです。
一病もない、元気なことが一番ありがたいです。

この1か月以上、咳や痰がからんだ咳に苦しめられてきました。

おかげさまで、呼吸器内科で一応病名がわかって
少しほっとしましたが、症状自体はなかなか快方に
向かわず、ここにきてようやく、咳はおさまり、
痰も切れるようになってきました。

よくなってきた、という手ごたえがあります。

そうなると不思議なもので、
掃除してみたり、料理したり、
行動が活発になってきます。

なんとかお盆行事もつつがなく行えそうです。

人は気になることがあると、
知らず知らずのうちにそれに引きづられて、
行動が鈍ってしまいます。

今後こんな苦しい思いをしないためには、
どうすればよいのか考えていました。

問題を解決する考え方には2つあります。

『解決志向』と『問題志向』のアプローチです。

『問題志向のアプローチ』は、
問題の原因を追究して、
その原因をなくすための
解決策を考えるという方法です。

ついついこの方法で考えてしまいがちですが、

根本原因、真因が” 特定 ”できて
有効な解決策が” 明確 ”になるのであれば
よいのですが、原因を本当の意味で
特定できるか、というとそれは難しいでしょう。
それに考えている間は、行動が止まってしまいます。

やはり『解決志向』ポジティブアプローチが有効です。

ポジティブアプローチは、次のようなときに有効です。

  • 問題と原因、原因と他の原因が相互に影響しあい、複雑に絡み合っている場合
  • 問題が認識に基づくものであり、一義的に定義できない場合
  • 原因はある程度特定できていて、どうすればよいのかを探索する場合
  • 問題の対象が人に関わることであり、責任を追及しても問題が解決しない場合

上記にあるように、『解決志向』のアプローチは、
原因追及をやらないわけではないのです。

「どうしてこんなことになってしまったんだろう」

という不安を解消したいですが、
それは、原因を追究しても
解消されることはありません。
追究しきれないですもんね。

そうであるならば、
解決志向のアプローチの中の

〇解決できること、やってみるとよいことなどの選択肢を模索する

〇小さな一歩を踏み出す

これを繰り返すことです。

ところで、私には、病気に思い当たる原因はあります。

アレルギーが今回の症状に影響しているのは
呼吸器内科の先生もおっしゃっていたので、
確かなようです。

そこで早速、エアコンクリーニングを依頼しました。

本当は6月に、業者さんに依頼しようと思いつつ
タイミングを逸してしまっていました。

往々にして、問題の芽は
「あっ、あのときだ」と、思い当たることが多いようです。

「あぁ、やっぱり」で終わらずに、
来年繰り返さないために、
きちんと検証して対応しておくことですね。

お読みいただき、ありがとうございました。

つまるところ「人と組織」
社長の想いを語りなおして
強み×8割の社員が育つ仕組み×関係性をデザインする
鈴木早苗でした。

メルマガ申し込み
 

関連記事

コメントは利用できません。