社員を育てる 人それぞれの真剣勝負

第084号

これまでなら、ワールドカップが終わったら、
野球を見ようと思ったものですが、
最近はなかなかそういう思考には、
結びつかないのが、われながら、
ちょっとさびしいです。

今週末はオールスターゲームがあります。

夏の風物詩、夢の球宴とまで言われたのですが、
さて今年は盛り上がるでしょうか。

オールスターの名場面と言えば、
江夏のノーヒットノーランがすぐ頭に浮かぶのですが、
今年は、第1戦で投げると言われている松坂投手が
どんな投球をするか楽しみです。
ドラマは生まれるのでしょうか。

気持ちが逃げていなければ、
真剣勝負だと思うのですが
いつのころからか、『直球勝負』が
真剣勝負の代名詞になっています。

『真剣勝負』とは web辞書では

1 本物の剣を用いて勝負すること。
2 本気で勝ち負けを争うこと。また、本気で事に当たること。

サブマリン投法の山田のシンカーや
フォークの大魔神は、どうなるのでしょう。

自分の決め球をあえて使わない投手は
目の前の勝負では逃げていると見えても、
1年間の戦いの中の1試合とみれば、
決して逃げているとは言えませんね。

日本シリーズを見据えて、
あえて決め球を試す場合もありますし、
一概には、真剣かどうかは言えないと思うのです。

むしろ、名場面と呼ばれるものは、
目の前の1球1球の”勝負の裏のドラマ”に
「勝手に」こちら側が魅了されて
最初から盛り上がっているようにも思います。

だから、桑田対清原の最初の対決は
名場面に挙げられていますが、
これなどは、戦う前から名場面になることは
必至でした。

 


社長:「どうも真剣さが足りないというか、しゃきっとしないんだよなぁ」

私:「で、社長はどうされたんですか?」

社長:「もちろん、なんでもっと真剣にやらないんだ」って叱りました。

私:「なんで真剣にやらないか、社員さんは話しましたか?」

社長:「真剣っていう意味がわかりません。やることはやっています」
って言うんですよ。
「だから、どうしてそうなんだ、真剣にやれ」って言いました。

とのこと。

注)少し実際の会話とは変えていますが、こういうやりとりがありました。

そもそも、何を見て、社長が真剣ではないと
思ったかは伝えていません。

そうすると、最初の段階から食い違いがあります。

真剣かどうかは別にして、
社長はどういう行動をしてほしかったのでしょうか。
それを伝えないと、真剣さを伝えても、
話はかみ合いません。

私:「しゃきっとしないとき、社長どうするんですか?」

社長:「こうやるんだ、って見本を見せます」

私:「見本みせてほしいって頼まれるんですか?」

社長:「それは別に、、、頼まれてはいません」

そこで、私から、
見本見せてほしいって言われないうちは、
部下にまかせてみるというのはどうでしょうか。

という提案をしてみました。

この提案を選ぶかどうかは、社長しだいです。

社長は
”期限を決めて”その期間は
部下にまかせてみました。

わからないことがあったら、
なんでもいいから聞いてきなさい。
とも伝えました。

その結果、社長が陣頭指揮をとっていたときと同様に
商品ができあがりました。

社長は、
「見ていないようで、自分のやり方を見ていたんだなぁ」
という発見があったそうです。

任せてみないと成長はわからないなぁと。

そうすると真剣さが足りないというのは、
自己表現力が強いか、低いかの違いで、
何かができていない、ということではなかったようです。

つまりは「勝手な」印象ですね。

大事な指示、命令は、わかるように
何度も伝えることが必要です。

でも、”やり方はそれぞれに任せる”のであれば、

教えてほしい、知りたいと言われる前に、
アドバイスするのは、聴く状態を作れていない
部下にとっては、単なる迷惑でしかありません。

どう考えても社長のやり方が最善ならば、
それを仕組み化して取り組む”こともアリです。

それとも、社長が不安から、
ついつい口出ししたくなるということなのか。

この違いは大きいです!

今はどちらなのか、をよく考えて
対応することが大切です。

お読みいただき、ありがとうございました。

つまるところ「人と組織」
社長の想いを語りなおして
強み×8割の社員が育つ仕組み×関係性をデザインする
鈴木早苗でした。

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