管理職の役割はマネジメントです

第076号

今朝(2018.6.30)の日経新聞は、
スポーツ面でなく、総合6面で取り上げられている
サッカーワールドカップの西野朗監督。

ポーランド戦の采配については、
経営コンサルタントが見解を述べています。
それほど、あの判断は、スポーツファンのみならず、
皆の関心を集めたということですね。

「キャプテンとは監督を見ながら、チームのなかでリーダーを務められる選手。監督とは一人でほぼすべてを決断しなければいけない存在であり、だからこそキャプテンと上手くコミュニケーションを取らなければいけない」

これは、2002年、2006年に日本代表キャプテンを務めた
宮本恒靖さん(現ガンバ大阪U-23監督)の言葉です。

今回の西野監督の采配の徹底は、
キャプテン長谷部選手のピッチの
統率力抜きには、考えられなかった
とも言えます。

長谷部選手を、企業の組織で置き換えると
管理職的な役割でしょうか。

辞書で引くと、管理職とは
組織の全体、または一部を管理する職とあります。

日本では、どこからどこまでの職位を
管理職と呼ぶのかも含めて、
実は業務範囲(定義)は定まっていないように
感じています。

私は、一番大きな役割は、
部署、組織をマネジメントする役割の人
と認識しています。

何をマネジメントするのかというと、
一言で言えば、「人の成長の管理」です。

部下一人ひとりの能力、知識、経験、目標
といった要素について観察し、指導し
成長できるように管理し、支援します。

よって、部下の評価という業務も、
単なる処遇の決定、査定のためでは
ないのです。

人を起点にするのがマネジメントですが、
人も含めた組織を管理するとはどういうことでしょうか。

ドラッガーは

「マネジメントとは、あらゆる組織がその成員に対し、仕事について共通の価値観と目標を持つことを要求する。」

そして、

「それなくしては、そもそも組織は成立しえない」

とも言っています。

ポーランド戦で長谷部選手がピッチで行ったことは、
単なる伝令ではもちろんなく、
今何をすべきか、我々の目標は何なのかを
あらためて伝え、かつ管理することを
監督から委託されて、ピッチに立ったのです。

ドラッガーはこんなことも言っています。

「私は唯一無二の答えというものを信じない。いかなる答えも間違いのおそれがある。しかも、マネジメントを含め人間社会にかかわる事柄において重要なことは、正しいか間違いかではない。うまくいくかいかないかである」

あの西野監督の判断が
うまくいったのか、いかなかったのかは、
日本が勝ち続ける間は、
まだもう少し先まで待たなければ
答えは出ません。

ŽŽ

長谷部選手は、
監督が西野さんに変わった時の
インタビューで、こう言っています。

「監督が代わったという部分で、キャプテンを任された人間として強く責任を感じています。今回のワールドカップで、日本サッカー界の未来は大きく左右されてくると思っているので」

確かに、価値観も含めて、この大会前、後というように
今後は語られていきそうです。

 

お読みいただき、ありがとうございました。

つまるところ「人と組織」
社長の想いを語りなおして
強み×8割の社員が育つ仕組み×関係性をデザインする
鈴木早苗でした。

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