わかりあえないから おもしろい

第058号

朝ドラ「ひよっこ」の宗男おじさんで有名になった、
ロッカー峯田和伸さんが

座談会の締めの部分で

俺は、あと何年かで40って年齢になって、
「わかり合えなくてもいい」
って、思うようにはなったかなあ。

人間、根本的にはわかり合えないのが、ほんとうなんじゃないかって。

若いころは、わかんない人ともどうにかわかり合おうとしてたんだけど。

かと言って、それは、なにかを諦めちゃったわけじゃなくて

わかり合えないのがいい、
わかり合えないほうがおもしろいって
思うようになったんだよね。

ほぼ日刊イトイ新聞 人見知りたちの座談会よりhttps://www.1101.com/hitomishiri/2016-03-16.html

どうやらオトナになることってそういうことらしいです。

私はこれまでも人と他人(ヒト)は違う
ということをわかることが
コミュニケーションの第一歩だと
お話してきました。

つまり、人は理解できないもの
というところからスタートするということです。

この「人と違う」という言葉のニュアンス、
伝わっているでしょうか。

チームビルディングの師 石見幸三さんは、
「違う」というニュアンスを次のように表現してくれました。

Difference(ディファレンス)
「違う・異なる」

Eliminate(イルミネイト)
「排除する、削除する」

最近であれば、いじめ、虐待と、
歴史のなかでは、これまでは、
Eliminate(イルミネイト)の意味で
使うことのほうが多かったのではないでしょうか。

だからこそ、人と他人(ヒト)は違うというのは、
排除でなく、ありのままを迎え入れる意味
だということを意識して使うことが大切です。

理解するのは、人と違うことだけでよいでしょうか。

コミュニケーションには相手を理解することが
大切ではないのでしょうか。

もちろん、相手を理解することは必要です。

でも、往々にしてわかったつもり、が多いように
なかなか理解するというのは難しいですね。

人を理解するプロセスは、
「相手を理解して、実践して、出来るようになる」です。

時間がかかります。
相手を理解するのは一朝一夕ではできません。

ですから、最初は人と違うことを理解して、
相手を迎え入れる、受け入れることでよいです。

人を人として見ることが大切です。

 

お読みいただき、ありがとうございました。

つまるところ「人と組織」
社長の想いを語りなおして
強み×8割の社員が育つ仕組み×関係性をデザインする
鈴木早苗でした。

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