問題は解決しない、というアプローチ

つまるところ人と組織
社長の想いを語りなおして
強み×8割の社員が育つ仕組み×関係性をデザインする
鈴木早苗です

第022号

問題を解決する方法には
問題の原因を追究して、その原因をなくすための
解決策を考える「問題解決型」
出来ていない=足りていない差を埋めるということから、
ギャップアプローチと言われています。

解決した状態や成功した状態を描き、
それを実現するための解決策を考える「解決志向型」

足りていないものではなく、
持っているものを伸ばすということから
ポジティブアプローチと言われています。

過去に焦点をあわせるか、
未来にあわせるかの違いですね。

従来の取り組みの多くは問題解決型でした。

原因を追究していけば根本原因や
真因が特定でき、有効な解決策が明確
になるような場合には有効です。

たとえば、モノ、システムの不具合とか
問題がおこったときには、
不具合や問題そのものを
明確にしなければなりません。

「問題を解決する」
「問題となっていることを解決する」
ときに有効な方法です。

原因が複数に絡み合っている場合は、
根本原因の解明は難しいです。

原因が解明できても、
適切な対策が見つからない場合があります。

なにより、適切な対策が見つかっても、
その時すでに状況が変わっていることがあります。

答えがひとつではない多様化の時代には、
このアプローチ法では効果がでないものがあります。

人や組織に関わる問題の場合は、
相手を追い詰めることでモチベーションが低下し、
状況や関係がますます悪化する場合があるのが
その例です。

一方の解決志向型ポジティブアプローチは、

●問題と原因、あるいは複数の原因が相互に影響しあい、
絡み合っている場合
●原因はある程度特定できていて、
どうすればよいのかを解決すればよい場合
●問題の対象が人や組織に関わることであり、
責任を追及しても問題が解決しない場合

このようなときは、効果があります。

これは、「問題を解決する」という事に主眼をおかずに
メンバーの強みや価値に焦点をあてて、

ゴールを目指す
なりたい組織を目指す
達成したいビジョンを達成する

というものです。

実際には、次のような視点にそった質問例で導きます。

①現在の状況を把握し明確にする
質問例:詳しく教えてください
質問例:数値にすると現在は何点ですか
これは、現在の状況を把握する質問の最後に投げかけましょう。

②理想の未来像(ビジョン)、目標の明確化
質問例:どんな状態になったらうれしいですか
質問例:必ず達成したい目標はなんですか

③理想と現実のギャップは何か
質問例:ここまで話してきて、
理想と現実の間にあるギャップはどのようなものですか

④解決できること、やってみるとよいことなどの選択肢を模索する
質問例:できるかどうかは別にして、どんなアイデアがありますか
質問例:協力者は必要ですか
質問例:何から始めますか

⑤小さな一歩を踏み出す
質問例:目標を実現するために、今週(今月)何をしますか
質問例:次回の面談ではどんな報告ができそうですか

⑥締めくくり
あなたから、話した印象を伝えます。
「あなたならできます」「応援しています」
というメッセージを贈ってあげてください。

解決志向型ポジティブアプローチは、
問題を解決しないで問題を解決する方法です。
是非一度ためしてみてください。

お読みいただき、ありがとうございました。

関連記事

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。